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表札うんちく

最終更新日 2024年3月29日 by ahoboke

いろんなお宅を見ていても、表札の種類には家によって様々で、その素材だけではなくデザインや書体まで、本当にたくさんあります。

昔は木の表札に名前を明朝体で彫ってあるものがごく当たり前で一般的でしたが、時代が変われば表札の顔もこれだけ変わるんですね。

ただ、今も昔も変わらないところがあるとすると、表札を掲げるその「位置」です。

これだけはずっと同じところが変わっていません。

玄関を真ん中にすると、右か左か、どちらだかわかりますか?

ご自身の家がどうなっているか確認してみてください。

そう、右側が定位置なんですね。

これにははっきりとした理由があって、日本に中国より古くから伝わる「陰陽五行説」がそのベースになっているんです。

陰陽五行説では、「陽」と「陰」、ふたつの「気lが重要であり、上下左右、喜怒哀楽など、全ては相反する陽と陰の気から成り立つと考えらています。

陽は左で、陰は右。

なので、表札は家の中から玄関を見た時の左側、つまり外側から見た時の右側に取り付けるようになったと考えられています。

ちなみに陽を指す左側は「上座」を意味するということも関係しているのかも知れません。

住宅事情やその時々の流行などはあっても、根っこの思想は変わっていないんですね。

また、名前に関してはその家の主(世帯主)の姓名を記すほうが良いと言われていて、一家の大黒柱の運気が、その家全体の運気を良くすると考えるからだそうです。

先祖代々、土地を受け継ぎ、大きな屋敷を構えているような場合は、表札の他に「門札」があるかと思いますが、こちらは逆に名字のみとしたほうが良いそうです。

門札は敷地の入り口にて、誰の土地であるかを示すものなので、特に何かにこだわる必要もないようですね。

世帯主の名前を書く場合、運気が天に昇るようにと、字は縦書きのほうが良いとされ、作りとしては「浮彫」と呼ばれる、回りを彫って名前を浮かび上がらせるようにするのが良いようです。

 

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